脱毛の原因とは?女性に多い「脱毛症」についてよく知ろう!

脱毛といえば、男性に多いイメージがありますが、最近は女性でも脱毛に関する悩みを抱える人が増えています。女性にとって大切な髪の毛。一体なぜ、抜けてしまうのでしょうか?今回の記事ではそんな「脱毛の原因」について迫っていきます。
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脱毛症とは?
そもそも脱毛症とはどういった症状なのでしょうか?もちろん、一口に「脱毛症」とはいっても、その詳しい症状は様々。しかし、どんな脱毛症も根本的な症状はどれも同じです。具体的に、脱毛症の症状について迫っていきましょう。
髪が抜ける症状
脱毛症とは、文字通り髪が抜けてしまう病気のことを言います。本来抜けるはずのなかった髪の毛が何らかの理由によって抜け落ちたり、やせ細ったりしてしまうことを脱毛症と呼び、男性だけでなく、現在では多くの女性も脱毛症に悩んでいます。
症状によって「抜ける範囲」が違う
脱毛症は、症状によって様々な抜け方をします。例えば、一部分だけ円形に髪が一気にぬけてしまう「円形脱毛症」、全体的に薄くなってしまう「女性男性脱毛症(FAGA)」、髪の分け目や生え際が抜けてしまう「牽引性脱毛症」など、症状によって抜ける範囲が大きく異なるのが脱毛症です。
脱毛症を改善するためには、こうした症状をよく把握し、「何が原因なのか」をきちんと見極めなくてはいけません。今回の記事ではそういった「脱毛の原因」について詳しく迫っていくので、自分の症状とよく照らし合わせながらチェックしていきましょう。
脱毛症の原因はなに?それぞれの症状について解説!
ここからは、脱毛症の原因について解説していきます。脱毛の症状をよく見極め、自分の脱毛の原因を探し出してみましょう。
栄養不足
非常に多くの女性が陥っているのが「栄養不足」です。食生活のバランスに偏りがあったり、過度なダイエットによる食事制限をおおなっていたりすると、髪に必要な栄養素が足りずに髪が成長しない、という状況に陥ってしまうのです。
また、体に入った栄養素が、内臓に積極的に送られてしまい、髪へ栄養を運ぶのを後回しにしてしまうという状況を引き起こすことにもつながってしまいます。
毎日きちんと適量の食事をバランスよく食べるようにしましょう。特に、髪の成分となる「タンパク質」は必須ですので、今一度自分の食生活を見直してみてくださいね。
極度のストレス
現代は「ストレス社会」と呼ばれるほど、ストレスを感じやすい時代であるといわれています。仕事や人間関係、家庭に関して慢性的にストレスを感じている人も少なくありません。
そんな日常的に感じるストレスですが、突然極度のストレスを感じたりすると円形脱毛症に陥ってしまうといわれています。
強いストレスを感じたことにより、免疫機能に異常が生じたり、血管が収縮し血液の流れが悪くなったりなど、様々な状況を引き起こし、円形脱毛症を発症してしまうことがあるのです。
極度のストレスで多いのは「身内の不幸」「パートナーの浮気」「仕事の失敗」「人間関係のもつれ」「失業」などです。こうした出来事により強いストレスを感じ、円形脱毛症の引き金となってしまうようです。
喫煙
喫煙者であれば注意してほしいのが、喫煙による脱毛症です。タバコに含まれる有害物質は血管を収縮させたり、血流を悪くしたりする作用があります。髪に必要な栄養素は血液で運ばれるため、血流が悪くなってしまうと髪になかなか栄養が行き渡らなくなってしまいます。
実際、喫煙者と非喫煙者では脱毛症の発症度に大きな違いがあるといわれているので、脱毛症で悩みを抱えている女性は禁煙を目指した方が良いでしょう。
禁煙がスムーズにいくことで、徐々に髪が元気になっていくので、さっそく今日から禁煙に励んでみてはいかがでしょうか?
皮脂の過剰分泌
肌荒れの大きな原因として挙げられる「皮脂の過剰分泌」。これは、顔だけでなく頭皮も同様の症状が現れることがあります。油ものを多く食べていたり、乾燥肌であったりすると、皮脂が過剰に分泌されやすくなり、毛穴の詰まりを引き起こしてしまう可能性があります。
その結果、毛穴が炎症を起こしてしまうことにつながるのです。毛穴が炎症を起こすということは、新しい髪の毛の発毛を妨げてしまうことにつながりますし、すでに生えている髪の毛を細くさせてしまうことにつながります。
皮脂が過剰に分泌されるのを防ぐためにも、「皮脂のコントロール」が必要不可欠。専用のシャンプーを使用したり、食生活の改善を行ったりして、皮脂の過剰分泌による脱毛を回避するようにしましょう。
薬剤の副作用
何らかの薬を服用している場合、その薬の副作用として脱毛を発症してしまうことがあります。その人の体質や体調により副作用の重さは異なりますが、多くのケースでは抜ける量が少なく、薬の服用が終わると同時に脱毛の症状も落ち着いてくるようです。
医師からの説明をよう聞いたり、市販薬品の場合は注意事項をよく読むなどして、事前に脱毛症のリスクを把握しておくと、突然の脱毛で驚くことがありません。
病気
脱毛症の原因として、「病気」も挙げられます。特に、免疫機能に異常が生じていると髪が抜けてしまうという症状が現れるので、心配な場合には専門機関を受診するようにしましょう。
万が一、脱毛症の原因が病気であった場合、その症状は個人差が大きく「突然ごっそりと抜けるもの」「徐々に髪が薄くなっていくもの」など、人によって症状にばらつきがあるため、一概にどのような症状が現れるのかを解説することができません。
しかし、生活習慣や薬の服用、体質などに心当たりがない場合の脱毛症は、病気が隠れている可能性があります。早期発見のためにも、気になったらすぐに専門機関を受診するようにしましょう。
アレルギー
比較的稀なケースではありますが、アレルギーによって脱毛症を発症してしまうことがあります。強いアレルギー反応が肌に現れると「肌荒れ」「湿疹」「かぶれ」などを引き起こすといわれていて、これは頭皮に同様に現れることが在るのです。
頭皮が炎症を起こしたり、肌トラブルを引き起こしてしまうと毛穴や毛根にダメージを与えてしまうことにつながり、脱毛症の原因となってしまいます。
アレルギーは主に「シャンプーやコンディショナーが合わない」「食品によるアレルギー」などが多いといわれているので、心当たりがある女性は、身の回りのアレルギー物質をチェックしてみてくださいね。
睡眠不足
現代人に多い睡眠不足。この記事を読んでいる女性の中にも心当たりがある人がいるのではないでしょうか?
睡眠不足は自律神経を乱す大きな原因です。自律神経が乱れると「細胞」「血管」「内臓」などに影響を与えることになってしまいます。その結果、髪に必要な成分が届かない、毛根の発達のための細胞の働きが弱い、などを引き起こすことになってしまうのです。
こうした状況が続くと、当然脱毛へとつながってしまい、髪の毛が薄くなったり、細く成ったりしてしまいます。
きちんと良質な睡眠を確保し、自律神経を整える習慣を身に着けてくださいね。
まとめ
女性にとって深刻な問題である「脱毛」。様々な原因によって引き起こされてしまうので、心あたりのある原因を見つけ、早急に対応することが大切です。今回の記事では脱毛症の原因として挙げられるものを解説したので、自分の生活や体質などとよく照らし合わせながら原因を探り出していきましょう!