【前歯だけの矯正が可能!?】話題の「部分矯正」のメリット・デメリットを徹底解明!

「矯正」というと、前歯から奥歯までワイヤーを装着されるという強制方法が一般的ですよね。しかし、実は気になる箇所だけを矯正することができる「部分矯正」というものが存在します。今回はそんな「部分矯正」の気になるメリット・デメリットについて解説していきます。
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そもそも部分矯正とは?
「部分矯正」という言葉を初めて聞く人にとっては、一体なんのことなのかわからない……と感じる人も少なくありません。まずは、部分矯正の概要について迫っていきましょう。
部分的な矯正方法
一般的な矯正方法といえば、すべての歯を整える方法ですよね。しかし、部分矯正というのは、文字通り「部分的な矯正」を可能とした矯正方法なのです。そのため「前歯だけが気になる」「ここの歯だけが気になる」という女性でも気軽に矯正することができるのです。
向き不向きがある
部分矯正で「この部分を整えたい」と思っても、実は部分矯正に向いていない歯並びも存在します。全体的に歯並びを見たときに、部分矯正では対応しきれないケースや、歯を削らなくてはならないケースなどの場合は部分矯正ができないこともあります。
本記事後半でも詳しく迫っていきますが、部分矯正では対応ができないケースも存在するということを頭に入れてきましょう。
部分矯正のメリット
ここからは、部分矯正のメリットについて迫っていきます。現在部分矯正を検討してる人や、どの矯正方法にしようか迷っている女性はぜひチェックしてくださいね。
一般的な矯正方法に比べて安い
前歯から奥歯まですべての歯を整える矯正方法の相場は70万~100万円といわれています。決して手が出せる金額ではありませんが、カウンセリング・施術・処置・メンテナンス・診察などが必要な分、金額も高くなってしまう傾向にあるのです。
しかし、一方で部分矯正の相場は50万~70万円といわれていて、一般的な矯正と比べると比較的安い傾向にあります。施術する部分が少なくなるので安くなるのは当然といえば当然なのかもしれませんね。
短期間で治療ができる
何といっても大きなメリットの一つであるのが「短期間の治療が可能である」ということではないでしょうか?女性にとって長期間金属の装置が見えるのは気になるもの。笑ったり、口を開けたりした際に毎回気になってしまうので、疲れてしまいます。
しかし、部分矯正であれば治療期間が短く済むので、口元が気になる期間も短くなる傾向にあるのです。
一般的な歯科矯正の期間が約2年かかるのに対し、部分矯正はなんと数か月~1年ほどで矯正が終了することが少なくありません。
「なるべく短期間で済ませたい」という女性に部分矯正はぴったりですね。
違和感・痛みが少ない
熾烈矯正にありがちな「違和感」「痛み」。歯並びを整えるために力を加えるので当然痛みや違和感が伴うものです。しかし、部分矯正は一般的な矯正と比べてこの痛みや違和感が少ないといわれています。
矯正する部分が少ないので、傷む箇所が少なく済むというのが大きく関係しています。「痛みに弱い」という女性でも部分矯正なら安心して取り組むことができますね。
目立ちにくい
部分矯正は、歯すべてにワイヤーを通すわけではないので、一般的な歯科矯正と比べて目立ちにくいというメリットがあります。人によっては2~3本程度の歯にしかワイヤーをかけないことも多く、笑ってもあまり気にならないケースも存在します。
もちろん「全く見えない」ということではありませんが、すべての歯にワイヤーが装着されているよりは目立ちにくいので、見た目を重要視する女性でも比較的気軽に行えるのではないでしょうか?
部分矯正のデメリット
上記では魅力的なメリットを紹介しました。さっそく部分矯正の検討を始めている女性もいるのではないでしょうか?しかし、もちろん一方でデメリットも存在します。治療に踏み切る前に部分矯正のデメリットについても把握しておきましょう。
適していないケースがある
部分矯正はどういった歯並びにも対応しているというわけではありません。中には適していない歯並びも存在します。例えば「歯並びの凸凹が大きい」「すきっ歯」などです。部分矯正が対応できるのはあくまでも「小さな歯並びの乱れ」なので、あまりにも歯並びの凹凸が大きい場合は対応することができません。
また、すきっ歯に関しても同様で、すきっ歯の場合歯と歯のスキマを埋めなくてはならず、全体的に整えなくてはならないケースがほとんどです。部分矯正で対応しやすいといわれているのが「出歯」「八重歯」「小さな凹凸」なので、該当しない人は一度歯科医院で相談してみましょう。
かみ合わせを考慮しきれない
部分矯正はあくまでも「気になる箇所だけ整える」という矯正方法でしかありません。そのため、口の中の全体的なかみ合わせを考慮することができないのです。そのため、部分矯正の治療後にかみ合わせに違和感を引き起こすことになってしまうことがあります。
「とにかく見た目を変えたい」という女性であれば問題はありませんが、機能面も重要視している女性は部分矯正の検討は慎重に行いましょう。
八重歯の治療の場合出歯になる可能性がある
八重歯の矯正方法を部分矯正で検討しえいる女性に注意してほしいのが「出歯になる可能性がある」というリスクです。八重歯を矯正するにあたって、一般的には奥歯から位置をずらし、適切な歯の位置へと導くのが一般的な方法です。
しかし、部分矯正の場合奥歯から位置をずらすことができないので、必然的に前歯を移動せざるを得ません。前歯を少し前に出し、空いたスペースに八重歯を入れる、といったイメージです。
そのため、前歯が前に出ることで出歯になる可能性があります。こういった場合は医師から説明があることがほとんどですが、ぜひ頭に入れておきましょう。
部分矯正までの流れ
ここからは部分矯正の流れについて解説していきます。どのような流れで治療に入るのか、参考として読んでおきましょう。
カウンセリング
部分矯正に限らず、どのような矯正方法であってもまずはカウンセリングを行うのが一般的です。治療を施すことによってどのような歯並びになるのか、治療後の状態について、金額などを医師とよく相談し、実際に治療に入るかどうかを決めます。
診察
矯正前にまずは口内のチェックを行います。虫歯がある場合には矯正前に治療を行わなくてはなりません。また、虫歯のほかに口内トラブルがないかについてもチェックしていきます。
施術
特に問題がなければ施術に入っていきます。痛みがあれば我慢せずにきちんと伝えましょう。施術方法を変えたり、麻酔で対応してくれるので、気軽に伝えてくださいね。
通院
装着後は定期的に通院して、徐々に歯並びを整えていく必要があります。この時痛みを感じる人も多いので、万が一痛みがある場合にはその要旨を医師に伝えてくださいね。
まとめ
「気になる歯だけを治したい」という人にとって部分矯正は魅力的です。費用面、治療期間ともに一般的な矯正と比べてメリットが大きいので、部分矯正を選ぶ人が少なくありません。しかし、矯正方法を決定する前に、よくデメリットも把握し、医師と相談することが大切です。また、治療後の歯並びのイメージについてもよく聞いておきましょう。治療が終わってから後悔することにならないよう、きちんとチェックしておいてくださいね。