【歯の裏側矯正って何?】笑っても見えないだけじゃない!「裏側矯正」の魅力

「歯並びが気になる……」そんな女性が一度は検討したことがある「歯科矯正」。歯に金属のワイヤーを装着して、時間をかけて歯並びを整えていくというもの。しかし、歯科矯正は笑った時に見える金属の装置が気になってしまうもの。社会人女性であれば長期間そんな生活をするのは避けたいですよね。そこでおすすめなのが「歯の裏側の矯正」なのです。
一体どんな矯正方法なのか、その魅力について解説していきます。
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裏側矯正って何?
まずは、裏側矯正とはいったいどんな矯正方法なのかについて解説していきます。矯正を検討している女性にはぜひ把握しておいてほしい矯正方法なので、歯科医院を受診する前によくチェックしておきましょう。
歯の裏側(舌側)の装着する矯正方法
一般的な矯正といえば、歯の表側に装着する矯正方法ですよね。口を開けると見えるので、笑ったり話しているときの自分の口元が気になってしまう……というのが歯科矯正のデメリットです。
しかし、裏側矯正は基本的にそんな心配がありません。文字通り歯の裏側に器具を装着するので、笑っても口を開けても器具が見えることはありません。
社会人女性であれば、口元に器具が見えてしまうのは避けたいところ。さらに、接客業や営業などのような「笑顔」をすることが多い職業の女性であれば、一般的な矯正方法ではお客さんからのイメージにも関わってしまいます。
「仕事上、どうしても装置が見えるのはイヤ」という女性におすすめの矯正方法ですね。
一般的な歯科矯正と治療期間は変わらない
裏側矯正に対して「効果が薄いのでは」「裏側ということはあまり力をくわえられないのでは」など、一般的な矯正方法と比べて効果に関してネガティブなイメージを持つ人が少なくありません。
しかし、裏側矯正の効果は一般的な矯正とほぼ同様で、「効果が低くなる」「治療期間が長くなる」などの問題が発生しないのです。いくら他人の目が気にならなくなるとはいっても、治療期間が長引いてしまうのでは考え物。裏側矯正ではそういった心配がないので、安心して治療を行うことができます。
歯の裏側矯正のメリット
裏側矯正の概要を把握したところで、ここからはメリットについて紹介していきます。一般的に知られているメリットのほかにも、あまり知られていない意外なメリットまでたくさん存在します。矯正方法を選ぶ参考にするためにもぜひ読んでおいてくださいね。
笑っても、口を開いても見えない
やはり、もっとも大きなメリットでもあるのが「口を開けても見えない」というもの。生きていれば話す機会があり、笑うことも多いですよね。しかし、そのたびに口元を気にして思いっきり笑えないのは辛いもの。
基本的に、歯科矯正の治療期間は2年ほどといわれているので、その期間中はずっと口元が気になる生活を送ることになってしまいます。2年って長いですよね。
そんな問題を解消してくれるのが「裏側矯正」なのです。歯の裏側(舌側)に器具を装着するので、外から器具が見えることはありません。もちろん、大きな口を開けて上からのぞき込んだら装置は見えてしまいますが、日常生活の中でそんなシーンなんてほとんどありませんよね。
「見た目が気になる」という問題で歯科矯正を躊躇している女性には嬉しいメリットです。
出歯が効率よく引っ込めることができる
歯科矯正を検討する女性の中には「出歯」で悩む人も少なくありません。笑った時に目立つ前歯を整えるために歯科矯正をしたいというのは当然の理由です。そんな出歯に悩む女性におすすめなのが「裏側矯正」なのです。
裏側矯正は、舌側から引っ張るようにして力を加えます。そのため、前に出てしまった歯を効率よく後ろ側へと引くことができるのです。一般的な「表側」の矯正でも出歯の治療は可能ですが、効率よく後ろへと引き戻す効果があるのは「裏側矯正」であるということを頭に入れておきましょう。
また、歯科矯正に多い「後戻り」で、出っ歯が戻ってしまうリスクも少ないので、長期的な目で見ても裏側矯正はおすすめです。
舌の癖を治すことができる
この記事を読んでいる女性の中に「舌で歯を触る癖がある」という人はいませんか?舌先で前歯を押し出すようにして無意識に触っていたり、常に舌先が前歯の裏側に触れていたりなどする女性は要注意。
後ろから前歯を押し出すように力が込められているため、毎日の積み重ねによって前歯が徐々に出歯気味になってしまいます。これは、上の前歯だけでなく、下の前歯にも言えることなので注意が必要です。
上下の前歯が出歯気味になってしまったら、でこぼことして格好の悪い歯並びになってしまいますよね。
裏側矯正にはそういった「舌の癖」を治す効果も期待できます。歯の裏側に装着するのですから常に舌に装置が触れる状況です。しかし、違和感や不快感から器具を舌で触る回数が減り、いつの間にか一切器具に触れなくなることが少なくありません。
これは、器具を外した後であっても、舌が前歯を触ることがなくなるので、舌で歯を触る癖がある女性におすすめです。
歯の裏側矯正のデメリット
ここからは裏側矯正のデメリットについて解説していきます。魅力的なメリットが多いので「さっそく裏側矯正を予約してこよう!」と考えている女性もいるかもしれません。しかし、多くのメリットが存在する一方で知られざるデメリットも存在するのです。
虫歯になりやすくなる
もともと裏側矯正に限らず、装置を使用する歯科矯正は虫歯のリスクが高まるといわれています。これは、装置によって歯が磨きにくくなったことによって引き起こされることがほとんどです。
特に歯の裏側はもともと磨き残しが多い箇所でもあるので、虫歯が発生しやすいポイントです。そのため、裏側に器具が装着されることによってより磨きにくくなり虫歯が発生しやすくなるのです。
費用が高い
実は裏側矯正は、一般的な歯科矯正に比べてやや高い相場です。一般的な歯科矯正が50~70万が相場なのに対し、裏側矯正は80~120万円ほど。気軽に手を出せるような金額ではありませんよね。
歯科医院によっては無利子で分割払いに対応している医院もあるので、事前に問い合わせてから検討してみてくださいね。
発音がしにくくなる
発音する際、私たちは舌をよく動かします。何気ない行為ではありますが、裏側に器具が装着されることによってこの行為がやりづらくなるのです。
特に、舌と、歯の裏側を密着させるように発音する「た行」「な行」「ら行」などが発音しにくくなるケースが多いといわれています。職業上よく話す人や、はっきりとした発音が必要になるシーンが多い人などは、矯正に踏み切る前に事前にカウンセリングを受け、医師に相談しておいたほうがよいでしょう。
まとめ
メリットもデメリットも存在する裏側矯正。見た目の面ではメリットが大きい矯正方法ですが、口内環境や機能面ではやや劣ってしまうのがデメリットです。しかし、20代30代の綺麗な時期を一般的な矯正で台無しにしてしまうのはイヤという人は少なくありません。
裏側矯正がおすすめできるタイプとしては「見た目を重要視する人」です。人の目を気にせず笑いたい、口元を気にせずに生活したい、という女性歯ぜひ裏側矯正を検討してみませんか?
現在歯科矯正を検討している女性はぜひ参考にしてみてくださいね。