歯の矯正方法ってどれくらいあるの?気になる6つの強制方法を詳しく解説!

「歯並びが気になる……」という女性にとって、気になる「歯科矯正」。一般的に知られている「ワイヤー」を歯の前面に装着した矯正方法以外にも、様々な強制方法があるのを知っていますか?「歯科矯正をやってみたいけど目立つのはイヤ」という女性はぜひ参考にしてみましょう。
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歯の矯正とは?
歯科矯正の種類を紹介する前に、まずは歯科矯正の概要について解説します。なんのために歯科矯正を行うのか、どのようなメリットがあるのかなどについて把握しておきましょう。
歯並びを整える
歯科矯正の一番の目的でもあるのが「歯並びを整える」というもの。ニコッと笑った時に見える歯がでこぼこしているのはコンプレックスの原因になってしまいますし、気になってうまく笑えない……なんていう状況を引き起こしてしまいます。
そういった「見た目」のために歯科矯正を行うことが少なくありません。
子供のうちに矯正を済ませるイメージが多いと思いますが、最近は年齢を問わずに子供から大人まで幅広い世代がコンプレックスの解消として歯科矯正を選択しています。
機能性のトラブルを解消
歯科矯正は見た目だけを変えるわけではありません。例えば、歯並びが悪いせいで歯ブラシが届かず虫歯になりやすい、顎のトラブルを引き起こす可能性がある、食べ物が噛みにくいなどの「歯並びによるトラブル」を解消するのを目的として歯科矯正をするケースも存在します。
歯並びの状態によっては健康を害することもあるので、一概に「審美目的のみ」とは言い切れないのが歯科矯正です。
歯の矯正方法にはどんながあるの?
ここからは、様々な強制方法について紹介していきます。それぞれのメリットやデメリット、向いている歯並びや症状などについても解説していくので、自分の歯並びと照らし合わせながらチェックしていきましょう。
1.メタルブラケット
まずは一般的な強制方法である「メタルブラケット」について紹介していきます。メタルブラケットは、金属でできたワイヤーで、歯の表面に装着し、1~2年かけて歯並びを矯正していきます。
小さなでこぼこ程度の歯並びから、大きく動かす必要のある歯並びまで幅広く対応することができる強制方法です。ただ、笑った時に目立つのと、治療期間が長いことから、なかなか矯正に踏み切れない原因でもあります。
多くの人がイメージする強制方法で、「矯正」と聞いて抵抗を感じてしまう人はこのメタルブラケットによるものがほとんどです。ただ、歯を削ることなく矯正が可能なので、歯や歯茎の健康を考えると最もお勧めできる強制方法です。
2.セラミックブラケット
審美目的で作られたセラミックブラケット。メタルブラケットとは違い、ワイヤーの色が白色なので笑っても装置が目立ちにくいというメリットがあります。矯正期間は基本的に1~2年と長いので、その間ずっと口元を気にして生活するのはイヤ、という女性におすすめの強制方法です。
効果はメタルブラケットと変わらず、さらに金属アレルギーの人でも安心して使用できるのが魅力。ただし、メタルブケットと比べて費用がやや高いのがデメリットの一つ。メタルブラケットの1.5倍ほどの費用が掛かるので、検討の際にはお財布と相談することが大切です。
3.舌側矯正
上記で解説したセラミックブラケットは「目立ちにくい」というものであって、決して「見えない」というものではありません。そのため、よく見れば装置は見えてしまいますし、近くで会話をしていれば口元装置を装着しているのは丸見えです。
しかし、「笑っても近くで話していても一切装置が見えない」という強制方法が存在します。それが「舌側矯正」なのです。
本来歯科矯正の装置は、歯の表側に装着するものです。しかし舌側矯正は歯の裏側に装着するので、笑っても会話をしていても装置が見えることはありません。
見た目は一切変わらずに歯科矯正が可能なので、社会人の女性に人気の強制方法でもあります。ただ、デメリットがいくつかあるのでチェックしておきましょう。
まず、デメリットの一つに「違和感」があります。舌側に装置をつけるということは、常に舌が触れる部分に装置を装着するということになります。そのため、装置に慣れるまでは話しにくくなったり、食べにくくなったりするという状態を引き起こすことになるのです。
また、費用もやや高めで、メタルブラケットの1.2~1.5倍ほどの費用が発生するといわれています。「見た目を重視する」という女性は舌側矯正を検討してみてもいいかもしれませんね。
4.マウスピース矯正
歯並びの乱れが比較的軽度であれば「マウスピース矯正」という選択肢もあります。マウスピースをはめるだけで矯正が可能で、さらに自分で取り外しをすることもできることから、大事な予定の際には外して置くことができます。シーンに合わせて取り外しができるのはうれしいポイントですよね。
マウスピースは透明なので、気にならなければ取り外さなくても人から気づかれることは少ないともいわれています。つけっぱなしでも目立たないので、社会人女性にもおすすめです。
ただ、マウスピース矯正の場合、歯を移動させるために、定期的にマウスピースを新しくしなくてはいけません。そのため、頻繁に歯科医院に通わなくてはならず、手間と時間がかかるというデメリットが存在します。
さらに、自分で取り外しが簡単にできてしまうことから「外しっぱなし」にしてしまったり「装着し忘れる」などのケースも多く存在します。そういった場合、なかなか矯正が進まず、治療が長期間に及んでしまう可能性がるのです。
きちんと頻繁にマウスピースを装着できる女性はぜひ参考にしておきましょう。
5.セルフライゲーションブラケット
メタルブラケットと似た矯正方法である「セルフライゲーションブラケット」。歯の表側に金属のワイヤーを装着するので審美性には欠けてしまうものの、短期間の治療を可能とし、さらに痛みも軽減させることができる矯正方法なのです。
これは、使用するワイヤーとブラケットの摩擦が少なくなるため、痛みを軽減させることができるのだそう。さらに効率よく歯を動かすことができるので、一般的に2年かかる治療を1年程度で終了させることもできるのです。
スピーディーな治療を求める女性や、矯正の際の痛みに不安を抱いている女性はぜひセルフライゲーションブラケットを検討してみてくださいね。
6.セラミック矯正(クイック矯正)
これは、本記事で解説した矯正方法の中でも特殊な強制方法ですが、「セラミック矯正(クイック矯正とも呼ばれる)」という強制方法が存在します。
天然の歯を削り、周りの歯に合わせた大きさの人口歯を取り付けるというもので、短期間・安価での矯正が可能な矯正方法なのです。早ければ1週間程度で矯正が完了しますし、費用も1歯8万~が相場なので、数十万もかかる上記の矯正と比べると安価で済ませることができます。
ただ、健康な歯を削ることは、将来口内トラブルを引き起こしてしまうというリスクがあるため、セラミック矯正を行う際には腕の良い歯医者を選ぶことが大切です。
まとめ
様々な種類が存在する歯科矯正。気になる矯正方法や、自分の歯に合っていそうな矯正方法はあったでしょうか?まだまだ歯科矯正に対して不安や疑問を抱えている女性はぜひ一度歯科医院でカウンセリングを受けてみましょう。